父の日は「パパになったことを喜ぶ日」だ!

もうすぐ父の日。そわそわしているパパもいるのではないでしょうか?

父の日の発祥は、1909年にアメリカ・ワシントン州の子どもが男手1つで自分を育ててくれた娘が父を讃えて、教会の牧師にお願いして父の誕生月である6月に礼拝をしてもらったことがきっかけと言われています。当時すでに母の日は始まっていたため、彼女は父の日もあるべきだと考え、「母の日のように父に感謝する日を」と始まったもので、贈られるものが、母の日の花がカーネーションなのに対し、父の日の花はバラ。そのワシントンの女の子が、父の日に父親の墓前に白いバラを供えたからとされています。

でも現代では父の日のギフトは様相が変化。ネットショッピングの「父の日」特集を視てみると、

① お酒、うなぎ、カニ、甘いものが好きなパパには「父の日スイーツ」!
② ファッション関連でネクタイ、Yシャツ、ポロシャツ、時計、バッグ、甚平!

などが人気のようです。

毎年、「夫に何をプレゼントしようか?」と、迷っているママも多いと思います。でも悩んだ末に「とりあえずネクタイ」は避けたいですね。パパ的にはなんか「もっと働け~」って言われてるみたいで(汗)。まあ最近は在宅勤務が多い人は不要ですね。贈るのならできればそのパパの趣味、家で楽しめるものがいいのでは?まあ僕だったら服やお酒は自分で買うので、包丁、ギターのピック100枚とかもらったらうれしいかもです。普段仲の良い家族だったらパパの好みも分かってるはずですしね。

サプライズもいいけどパパだって訊いてほしいし、パパからリクエストしちゃってもいいんじゃないでしょうか?そもそも「プレゼントをあげること」が目的じゃなくて、父の日だからこそのコミュニケーションが大事なのだと思います。ちなみにFathering Japanではかつて「父の日はネクタイではなく、エプロンを贈ろう!」っていうキャンペーンやりました。

 

話は変わりますが、アメリカの元大統領バラク・オバマは、子ども時代のほとんどをケニア人の父親と共に過ごしていないそうです。2013年の父の日の「演説」で、ふたりの娘のパパでもあった彼はこう言っています。

今でも、ただそばにいるだけでなく自身の人生に関わってくれる父親にいてほしかったと思う。母が最善を尽くして私に教えてくれた勤勉さや誠実さ、責任感、遅れてもたらされる喜びなどの価値について父親はもう1つの模範となって示してくれただろう。これらすべては子どもが明るい未来を描くための土台となるものだ。

(父の日にあたって「父親の権利」について語る:オバマ大統領  )

 

その一方でオバマ大統領は、どのような環境であれ良い親でいることは簡単ではないとも打ち明けています。「どうすればより良き夫、良い父親になれるのか、私は今もまだ模索している最中だ」。オバマパパも悩んでいました。まあ悩んで当たり前なんですけどね。

父親がより多くの時間を子どもたちと触れ合えるようにと、大統領は児童支援関連法の改正や「働く男性たちが子どもたちと過ごせるよう、子どもを支援する法律を改正するべきだ」と訴え、自身の政権で各地域組織や企業などと協力し、「男性たちが親として、父親としての役割をより強く果たせるよう、信念を持って取り組んでいく」と言明したそうです。素晴らしいリーダー、「イクボス」でしたね。

そう、「父の日は、子どもが父に感謝を表す日」なのですが、なんだかそれだと受け身なので、FJ的には「父親になったことを喜ぶ日」にしたいと思います。

家族のありがたさを確認・感謝し、「父親になってよかった!また明日から子育てや仕事をがんばろう!」と思える日。そんな感じを共有できる日にしたいなって思います。

全国のパパ、そこんとこ4649😎