今日は地元小学校の入学式。元PTA会長として来賓出席してきました!
今年は60名のピカピカの1年生が入学。桜は終わっちゃったけど、キッズたちを歓迎するかのような爽やかな風が吹いていました。
来賓待合室では歴代のPTA会長経験パパたちと懇談。
みんな子どもは中学・高校・大学生になっちゃったけど(うちはまだ小5がいます)、地域に関わってきたおかげで今でも彼らとは地域の「良きパパ友同志」だ。(今年度のわが小学校PTA副会長はFJのパパでした!)
そう、10年以上前に父親としてまだ閉じていた僕のマインドを開いてくれたのが、地域コミュニティの存在。保育園でも父母会会長はやってたけど、小学校と学童クラブ(文京区は育成室という)での活動はいろいろなことを教えてくれた。
当時のわが地域・小学校には「学校統廃合問題」という課題解決があり、それに対して多彩で多様なスキルをもつ保護者(パパ友&ママ友)や、町内会の手練れの先輩方とドリームチームを組み、子どもたちと学校を守るために協働し、ミッションを達成できたことは、その後の僕のソーシャル(NPO)活動にも大きな影響があったと思う。
確かに仕事を抱えながらの地域活動は大変なときもあった。
当時はまだ「働き方改革」なんて概念もなく職場では残業が当たり前の風潮だったし、共働き家庭がほとんどなので僕の限らず、関わっていたパパやママたちは仕事と家庭と地域のバランスを取るのに相当な苦労があったはずだ。
でもその大変さを乗り越えて来たからこそ、統廃合を免れ、入学生が倍増した今の小学校がある。今日も入学式で子どもたちの顔を見ながら、「あのとき諦めずにやってよかった」と実感した。
しかし当時はいろいろ軋轢もあり、プレッシャーで心が折れそうになることもあった。
そんなときに夜中に読んで気を奮い立たせていた本が、『レモンさんのPTA爆談』だ。著者の山本シュウさんと面識はなかったが、僕の言いたい事・やりたい事を先に成し遂げていた偉大なる先輩パパだった。
今の時代はあの頃より、PTA活動がやりづらくなっているという側面もあるだろう。でも地域の大人たちに言いたいのは、「子どもの育ち(教育)は学校・家庭だけでなく、地域の大人みんなの問題だ」ということ。
特にパパたちへは、「子どもは地域へのパスポートだ。学校のことママだけに任せず、パパももっと地域で活躍しようよ」と伝えたい。
今年度も僕は小学校では「絵本読み聞かせチーム」で活動を続けます。夏休みはキャンプでもやるかなぁ。
10年前のMyブログを読み直したら、入学式でこんなこと言ってたみたいです。
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持続可能な地域社会のために父親ができること
入学式のスピーチは、今年で2度目。
昨年ほど緊張もなかったが、どうやって参列者(特に父親たち)へ向けてロック(揺さぶる)しようかを、昨晩から考えていたら楽しくて仕方なかった。
「次は、本校PTA会長からお祝いの言葉をいただきます」
副校長のコールで檀上へ。まずピカピカの1年生には、
「新入生の皆さん、入学おめでとう。ピカピカだね、かっこいいよ。小学校はね、きみたちが大人になって生きていくための大事な力を6年間かけて学ぶ場所なんだ。だから先生の話をしっかり聴いて勉強し、友だちとたくさん遊んでください。ロックしろよ~」
続いて1年生の保護者には、地域コミュニティの話をした。
「私は地域コミュニティのあり方を考えるとき、いつも自らにこう問いかけます。『私たちが暮らしていてハッピーに感じるのは、どのようなときか?』。経験も含めて、私にはひとつの答えがあります。
それは…『他者とのすばらしい関係性が成立したとき』です。
表面的な挨拶・会話だけでなく、人と人が向き合う中でお互いの考えや立場を尊重し、例えばより良い学校や地域について前向きに話し合えるとき。
またそのアイデアを一緒に実践し、子どもたちの笑顔をみて「やってよかった!」と喜びを分かちあえる瞬間に、私たちは仕事や家庭だけでは味わえない、地域の中での役割の重要性と面白さに気づき、私たちの人生と子どもたちの未来に希望を持てるのです。
コミュニティの保全と発展のために必要なのは「人財」です。
私たちが暮らす身近な地域で、どのような仕組みを作っていけば自分たちの世界がハッピーになっていくのかを一緒に考えてみませんか?きっとそこに、私たちの本当の幸福のかたちがみえてくるはずです」
以上でした。
老いも若きも楽しんで暮らせるヒューマンコンシャスなボクらの地域社会を守り、そしてそれを次世代に受け継ぐために、父親ができることはたくさんあるんだよ。だから家や会社に閉じこもってないで、外に出て来なよ!
有休取って入学式に来ていたたくさんの父親たちに、僕はそう伝えたかったのだが届いただろうか?
これからの彼らの動きに期待したい。
一緒に地域で遊ぼうぜ!