ChatGTPに負けないために必要なこと。

『NHKクロ現』でやってた「ChatGPT まるわかり “異次元”AIの衝撃」を視た。
「仕事がAIに奪われる」なんて騒がれてた数年前は、「AIなんかに人間がやられるものか」って勝手に思ってたけど、これはもうそういう次元の話じゃないみたいだ。アメリカの一部の学校やイタリア社会では「使用禁止」の措置も起きてるぐらいヤバいシロモノらしい。

例えば私たちの日々の仕事で、「企画書どう書こうかな?」と考える前に、「〇〇を使った新サービスの企画を考えて」ってChatGPTクンに訊けば、最低限のヒントというか、本来は人が苦しみながら書くべき企画書の「下書き」があっという間に出来上がるのだ。夏休みの子どもの読書感想文もしかりだ。
まあたいていの人(子)はそれをそのまま使う訳じゃなく、加筆や自分の所感(読み)を足して使うんだろうけど、どうせバレないだろうとそのままコピペしてしまう人も出てくるんじゃないか。大人も子どもも忙しいから。

しかしこれは偉大なビジネス革命!業務効率が格段によくなることには違いない。その昔に印刷機やFAX、ちょい前のケータイやインターネットが出来たのと同じくらいのインパクトだと思う。

ChatGPT がプルシットジョブ(営業日誌などクソどうでもいい業務)の削減になるのは歓迎だが、何でもかんでも頼り過ぎるのはどうかと思う。
だって、困ったらChatGPTクンがいつも助けてくれるなんて、ドラえもんがいつも傍にいる「のび太」みたいなもんじゃないか。(社長!そんな頼りない社員ばかりになっていいんですか?)
また子どもの頃からこれに慣れ過ぎてしまうと、人は何も考えなくてもよい存在になってしまうんじゃないか?(自分で考えるよりエラーが少ないから)

じゃあ、どうすればいいか?どうしたら、自分はAIより発想豊かになるのか?
やはり本を読み続けるしかないだろう。読書することで、想像力や行間を読むチカラを付ける、多様な意見や価値観を識る、自己を疑う、そして自分のアタマで判断することを怠ってはならないのだろう。うん、きっとそうだ!そうに違いない。

とまれ、私はこの分野はシロウトで疎いから理解が浅い気がする。ChatGPTが、障がいなどハンデを抱えた人をラクにする利点や、人類の発展に多大な貢献をするのであろう、その想像を超えるメリットにまだ気づいていないだけなのだ。(詳しい方、教えてください)

だけど、人々の価値観や行動を変え社会を動かすくらいのクリエイティブな仕事は、今のChatGPT では考えつかないんじゃないかと思う。たぶん。
だって後世からもリスペクトされる仕事って、やっぱり誰もまだやってない事をいちばんに先に始めたり、その人だからの凄腕の技に人々があっと驚いたり、子どもたちに「大人ってスゲエなあ」って思わせたりしたときにやった事で、それはその人の努力&知力の賜物だし、時代性(タイミング)や「運」もあるはずだからだ。
それが、「誰がやってもだいたい同じ結果」にしかならないなんて、「優等生的な回答」しか出てこないなんて何がおもしろいんだ?ぜんぜんワクワクしないぞ。ROCKじゃないぞ。

ChatGPT クンに訊いてみたい。

「これから私たちの国は、子どもが安心して育つ社会になりますか?」
「未来のことはわかりません」

だよな😎