識らない本屋を巡る旅⑦

広島県庁の仕事後に、レンタカー🚗で中国フリーウェイ飛ばして→庄原市にある書店 #ウィー東城 へ。店長の佐藤さん(写真)に会って来ました。

ウィーは先代から佐藤さんが引き継いだ書店。一見よくある郊外型書店だが、隣接で美容院、化粧品&エステルーム(奥さんが美容師さん)、バン屋🍞、コインランドリーを併設してる。
書店も100坪あるが本は7割、あとは雑貨・CD・文房具・煙草などの複合化。これらが利益を出してるのだろう。書店クルーは社員とバイトが約5名が稼働してた。

「いらっしゃいませー!」

店に入るとスタッフの元気な挨拶で迎えてくれる。午後2時くらいだったが中高年男性客が「頼んでた本が来たみたいだから」と次々とレジに。感心したのはレジでもただ売り渡すだけでなく馴染み客と談笑しながら客の次なる興味をヒアリングできてる事。しかもいいムードで。「ウィーの成功ポイントはこのコミュ力だな」と直感した。

棚を一覧するとやはりなかなかの文脈。高齢化が進む中、「終活本」やシニア作家のエッセイが充実してたし、フェア棚には園芸書特集。『現代農業』のバックナンバーが並んでたのにいは驚いたが、これって後継者(移住者)向けか?

「棚は若手スタッフに任せてるんですよ、なるべく口は出さないようにしています」

と、書店トークイベントで全国から引っ張りだこの佐藤店長。スタッフ育成も自然体でいいね👍(詳しくは店長の新刊著書『本屋で待つ』をお読みください)

東城町はついに人口が7000人を切ったそう。普通これだと書店は消滅するが、ウィーは極めて稀な現存事例。BSJの本屋復活戦術に参考になるなー。

「安藤さんが去った後の往来堂には行ったことがあります」

佐藤店長、美容院の手があいた奥様と約1時間バックヤード(米国Amazonへの出荷もやってた)で本屋談義。もっと話したかったがフライト✈︎時間が迫っていたので、佐藤ご夫妻とハンドシェイク🤝して店を後にしました。

「またゆっくり来たいな」と思わせてくれる地方のROCKな本屋でした😎

#無書店地域に本屋の復活を
#ブックストアソリューションジャパン